マイスターインストラクション

「家族」「絆」を育む住宅が求められている

投稿日:2011年12月22日

家は「家族」の住まうところでないと、家である必要はなくなります。
その「日本文化としての家族」を壊すような、機能優先の住宅を作り続けたところに、現在の住宅企業の社会的な志の無さが見れます。

 「うさぎ小屋」脱出からの出口を「多摩ニュータウン2DK」に安易に求めてしまった、旧都市公団や旧建設省の思慮の浅さが、今の住宅の源流です。
 高度成長時代に機能・性能の高い住宅をたくさん作ることが社会的要請というか、建設省の要請でした。

 その結果として現在の住宅ストック数は5700万戸もあり、日本の全世帯5000万世帯を超えるまであります。また時代の価値観も、機能・性能から心理的な満足感に移っています。

 ですので、そろそろ住宅づくりの基準を「家族」「絆」のための住宅に変えることを、官僚も住宅企業も消費者も考えていく必要があります。

 それが少子化から脱する一つの道になり、日本再生の道であると思います。

 東日本大震災よりの復興も、まずは住宅が必要で、集落の再生が必要です。絆のあるふるさとを再生する必要があります。

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