マイスターインストラクション

住宅ローンは固定か変動か、直近は変動を選ぶ人が増えている。

投稿日:2011年12月15日

住宅ローンを組む場合に変動金利か固定金利か迷うところです。いろいろな人がアドバイスしますが、まちまちです。
それは、各人の考え方と収入見込みと支出性向と嗜好と今後の時代の読みが違うからです。

直近の傾向で言うと、変動金利を組む人の割合が増えています。
住宅金融支援機構の23年10月の調査でいうと、調査した人の31.4%が変動でした。昨年10月が24.2%でしたから、7%も増えたということになります。
これは、フラット35Sの1%優遇が終わり、固定で2.4%前後となったためです。0.5%金利が上がると、3000万円借入したら、単純計算で3000万×0.5%=15万なので月1万2000円ぐらい支払が増えることになります。これは大きい額です。

そのために、より安い変動を選ぶ人が増えたのです。また、上がったとはいえ、長期金利は低位安定の中にあると、現在の日本政府の経済戦略からすれば低金利政策を継続する可能性が高いためです。

ただ金利高騰のリスクはあります。

一番はユーロ危機に端を発するもので、日本国債の格下げによるものが考えられます。これは、なんとか世界中の知恵と努力によりまぬがれられると思います。

このような情勢ですから、変動を選ぶ人は増えて50%に近付いていくものと考えます。

個別の人がどちらがよいかは、個人の条件によって違うので相談ください。

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