投稿日:2011年10月11日
9月の新築一戸建て分譲は契約好調でした。
販売数合計戸数 3万6572戸 (前月比▲3847戸)
契約戸数 1万 401戸 (前月比+3478戸)
契約率 28% (前月比+11%)
新規販売戸数 7325戸 (前月比▲494戸)
(アトラクターズラボ調べ : インターネット上で販売表示されたものをすべて集計して分析したもの)
契約戸数1万戸超えは震災後の最高です。契約率28%も最高となりました。
7月の住宅エコポイント締切駆け込みとフラット35sの締切があり、ダブル効果の享受できる契約の最後なので、通常よりも押し上げられました。
そのため販売在庫も減りました。
9月全体では3万6572戸の販売があり、月末では2万6000戸と推計されます。
ただ、大型分譲では契約戸数見合いの数だけの販売戸数表示をするので、潜在的な販売在庫はたくさんあります。
私の推計では+1万戸はあると計算できるので、実質の販売在庫は3万6000戸になると考えます。
9月の契約は1万戸ありましたが、8月は7000戸レベルでした。これが現在の通常契約レベルとすると
実質在庫3万6000戸 ÷ 実施つ契約7000戸= 4
つまり、4ケ月分の在庫ということになります。
4ケ月であれば、標準レベルといえて、供給過剰感もなく供給不足感もない状態といえます。
つまり、9月末で言えば、戸建分譲は好調な状態でニユートラルな状態といえます。
ただ、地域別にみると濃淡があります。
千葉県不調で神奈川県好調です。全体的に言えば西高東低です。
震災の影響が残っています。これは心理的なものではなく、ホットスポットと液状化という数値的なものによるものですから、しばらく続くでしょう。