投稿日:2012年3月27日
「温々」という古民家カフェに行ってきました。
日経マガジンに紹介されていて気になっていのですが、たまたま戸建分譲の企画打ち合わせが近くであったので、寄ってみました。
場所はさいたま市北区ですが、田園風景の中にありました。
国道16号を一回曲がると風景が20世紀になり、さらにもう一本曲がると19世紀になり、最後に車がギリギリ通れる農道に入ると18世紀の風景になりました。田んぼと農家です。
カフェの建物は古民家風ではなくて、古民家そのものです。
外見はあまり美しいとはいえない「ただの農家」ですが、中に入ると古民家そのものです。というより、「立派な堂々たる古民家」です。
その梁の美しさと強さ。
長さは10メートル以上はあるでしょう。太さは直径1メートルくらいの堂々たるものです。文化財級でしょう。
その直線でない、自然のうねりと色の深さがとても美しいし、心癒されます。
「古民家は日本人の心のふるさと」とかよく言われますが、心地よいのはなぜなのでしょう。
一人ぽつんとカフェに入ったので、居ずらいのが普通ですが、ぼーっとしていたら、すぐ1時間たちました。
最新の住宅は機能性・便利性が高いのですが「ふるさと」という感覚はありません。古民家は「ふるさと」「心癒される」のはなぜなんでしょうか。日本人のDNAなのでしようか。それでいてこの古民家は関東大震災でビクともしなかったとのことです。しなやかな強さがあるのでしょう。
できれば古民家のような「心癒される」新築一戸建て分譲住宅を企画してみたいです。