投稿日:2016年8月22日
円ドル相場が8月は100円台で定着してしまいました。昨年同期は120円でしたから20%近い下落です。日本の収入が20%減っているということです。
これは2007年を思い出してしまいます。あの時も1年で120円から100円に落ちました。当時はそれほど意識はなかったのですが、6年に渡る円高不況の始まりでした。
今回はなんとか100円割れをせずに頑張っていますが、改めて為替チャートを眺めると恐ろしくなります。
更に今回は異次元金融緩和+マイナス金利という政策出し尽くし感があります。
優秀な日本の官僚が何らかの新たな政策を考えてくれるものと期待したいですが、ケインズ経済学的需要供給で考えると需要先食いで供給過多は否めません。
そろそろアベノミクス・異次元金融緩和効果政策以後の経済環境に備える必要があるでしょう。
8月の100円台相場容認というのは、新しい経済環境への対応を、政府が暗に促しているのかもしれません。