投稿日:2016年2月23日
武蔵野大学講師の舞田敏彦さんが作った「子供の学力と社会経済指標比較」ですが、意外なのが江戸川区が算数正答率58.4%で23区最低になっていて、足立区よりも下回っています。
よく言われるのは足立区が教育レベルで23区最低で、江戸川区は教育環境が良いと言われていたのですが、算数正答率で足立区60.6%で江戸川区が58.4%となっているのです。
最高が文京区で72.1%と23区最高です。良く文京区は教育環境において都内トップレベルと言われているので、これは納得です。
あと70%は千代田区だけで、ほとんどが60%台で足立区の60.6%は頑張っていると思えます。逆に60%を切った、墨田区・葛飾区・江戸川区・板橋区は結果として教育レベルが低くなっているといわざるを得ません。
教育レベルに影響するものとして、親の高学歴率が言われますが、千代田区が36.7%と最高で、最低は足立区の13.8%で江戸川区は17.5%ですので、千代田区の半分というのは低いといわざるを得ません。
また「教育扶助受給率」で中央区が3.7%と23区で一番低いのですが、板橋区が30.3%で23区で最低となっています。足立区27.4%で江戸川区22.0%でやはり高くなっています。
これらの指標が教育レベルに本当に影響しているのかとか、そもそも算数正答率で教育環境を論じるのはどうか、とかありますがこれらの指標傾向を見ると、文京区と江戸川区の差は歴然としていると言えます。
外国人の人が多いとか、行政が防災を最優先としているとか、いろいろな地域的な事情はあると思いますが、江戸川区の人と葛飾区の人が千葉県の分譲地に多く来ていただいているのが納得できました。