投稿日:2015年3月26日
住みたい町日本一によく出てくる愛知県長久手市の市長の市政方針は地方自治の常識からすると考えられないようなものが行われています。ただ結果としてこれが地方行政の一つの手本と思えます。
そのポイントを抽出してみると
・難題はあえて住民が自分たちで解決策を考えさせる。役員は解決策を出さず「何をやるか、政策は全て市民に考えてもらう」。
・市民に聞けば「快適な暮らし」の定義が変わりつつあることに気が付く。若者を集めたワークショップで提案された案は全て「住民のつながり」を作り出す施策だった。
・遠回りしたほうがいい。喧嘩しながら時間をかけて落とし所を見つけていく。そして振り返れば、そこに地域再生の物語が生まれている。
・短期的な成果ばかりを求めてる「会社の論理」が幅をきかせて、地方が自力を失った。無駄だと切り捨ててきたことが大事なこと。
・「生きていることが、こんなに楽しいのか。」子供にそう感じさせることが大人の役割。だから「何もしない幼稚園」を作った。子供は一日中、林や山を駆け巡っている。
こうして手間暇かけて市民と老人と子供と話しをしていった結果が「快適度」や「子育てがしやすい」などて日本一に輝く町となっていったのです。幸せに暮らすということは、都会で便利な暮らしわすることではないという時代が来ている中で、一つの理想郷を実現しているともいえます。