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建売り住宅で欠陥住宅はほとんど無い。

投稿日:2014年9月2日

プレジデントが「検査会社もグル!? 建て売り「8割は欠陥住宅」は本当か」という記事を掲載しました。日本建築検査研究所代表取締役・岩山健一の書いた記事のようです。
記事では「建売住宅のうちおよそ8割は、筋交いや耐力面材の施工など、構造面に欠陥を抱えている。」と言っています。これは岩山が現場を知らないためにテキトーな事を言っているだけです。
筋交いや構造面材の施工はプレカット材をビスで打つだけですから素人同然でも100%問題なくできます。ここから「構造面での欠陥」なんて住宅瑕疵担保責任保険協会の保険結果としてもほとんど0%となっています。「構造面の欠陥」があるとしたら設計の問題です。昔あったように筋交いが足らない・細いために構造計算的に耐力不足となるなんてことを意図的にやっている業者は皆無ですし、ウッカリミスもあり得ません。現在ではほとんどの建売りがプレカット材を使いますので、そこでミスがおきることは99%無いと言い切っていいでしょう。
「構造的な欠陥」は言い過ぎですが木造2階建ての場合は「4号特例」というもので構造計算が免除されているために建築基準法の最低基準で設計・施工されているものが多いです。その建物自体としては震度6強に耐えるのですが地盤とのからみにおいては100%安心とは言いずらいところがあります。それが建売りの不安材料でもありますが、決して「建築基準法違反の欠陥」ではありえません。
 岩山が建売りで建築基準法の構造面における欠陥している建物があるというなら個別に物件を指定してください。ましてや8割なんていったら、建売り年間13万戸の10万戸が欠陥住宅というのですか。ここまでくると「バカ」としか言えません。
岩山は一体何棟の建売りを見たというのでしょうか? 確実に私の1/10も見ているはずがありません。
また岩山は建売り住宅に住んだことがあるのですか? 私は3棟も住み替えています。
その経験から言えば1980年代は欠陥住宅もありました。しかし品確法導入・次世代省エネ仕様・プレカット材普及以降の建物は格段に良くなっています。
建売りのことを知らないくせにバカみたいなことは言わないこと。プレジデントもバカな記事は載せない。見識を疑います。

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