投稿日:2014年8月18日
新築一戸建ての購入の平均は年収の6倍前後です。その年収でいうと、新築一戸建ての購入者で一番多いのが400万円台です。すると2400万円から2980万円が購入対象として良い価格帯ということになります。
その新築一戸建ての2400万円から280万円で首都圏の現在の販売戸数は7277戸あります。
一番多いのが埼玉県で2544戸で、次いで神奈川県が1588戸で、千葉県が1368戸で、東京都が一番少なくて1229戸です。
埼玉県の中で一番多いのがさいたま市で457戸です。野田線の駅徒歩15分くらいが多くあります。土地が平均117㎡と広くて日当たりが良さそうです。次いで川口市が293戸あります。埼玉高速鉄道の駅徒歩20分から30分が多くあります。土地が平均106㎡とさいたま市の野田線沿線よりも少し小さくなり、傾斜が多いために日当たり面では野田線沿線より悪くなります。ただ、都内に一本で行けるために通勤時間は20分は短くなります。
神奈川県では横浜市が480戸で一番多いです。その中で代表的なのがJR横浜線・中山駅徒歩20分くらいで2980万円弱が多くあります。土地が平均134㎡と大きいので日当たりが良いものが多いのですが、傾斜と敷地延長が多いために物件により立地環境が大きく変わります。ただ建物が平均で84㎡と小さくて3LDKが多くなります。次いで相模原市が300戸と多いです。JR横浜線の駅徒歩15分以上の物件が多いです。ただこれだと新宿駅までの乗車時間が50分前後となり駅徒歩20分とすると通勤に1時間半以上かかることになります。
千葉県では船橋市が188戸で一番多くて、次いで柏市179戸、松戸市168戸、千葉市150戸と主要四市の戸数が多くあります。船橋市では新京成線の駅徒歩10分で土地が平均138㎡と大きくて、建物が平均99㎡で4LDKと広いです。平らな土地が多いために日当たりがよくて、使いやすい間取りが多いといえます。大手町まで新京成線・三咲駅からは43分くらいですから通勤時間は60分以内と近いといえます。
東京都では足立区が205戸で一番多いです。日暮里舎人ライナーの駅徒歩20分以内で土地が平均77㎡で建物が平均89㎡と小さいです。ただ東京駅までは26分で行けるので通勤時間は1時間以内と短いです。次いで八王子市が191戸です。八王子駅バス便が多くて、土地は平均126㎡と大きくて、建物は94㎡と少し小さいです。山の傾斜の立地が多くて日当たりの良さは物件によってまちまちです。
つまり通勤時間の短さからいえば足立区の日暮里舎人ライナーの駅周辺ですが建物が90㎡以下の狭小3階建てで日当たりと間取りの使い勝手が比較的に悪いといえます。逆に、日当たりが良くて間取りの使い勝手が良いのは千葉県の新京成線の駅周辺といえます。年収400万円台の人が新築一戸建てを買うにあたっていろいろな選択肢があるということです。ただ単なる人気や評判で神奈川県を選ぶ傾向が多いですが、よく考えたほうがいいでしょう。