投稿日:2013年10月24日
■新築一戸建てで欠陥住宅はどのくらいある?
新築一戸建ての欠陥というと「雨漏り」と「傾き」です。
欠陥住宅に関するデータとしては、新築一戸建てのほとんど全てについている「瑕疵保証(10年)」の「瑕疵担保保険の支払件数」が一番正確と言えます。
その平成20年度の件数は全件で855件です。そして平成20年度の分譲戸建ての住宅着工は10万6609戸で持家が31万戸なので一戸建てとしては合わせて41万戸ですので発生率は0.2%となり、「欠陥住宅率は0.2%」と言えます。
そしてその内訳で多いのは防水つまり「雨漏り」です。
住宅性能保証機構による調査報告によると、「壁の防水」が一番多くて541件で全体の63%で「屋根の防水」が133件で16%なので「雨漏り」としては674件・79%となります。また雨漏りは屋根からではなくて壁からが多いということです。これは台風などの暴風の時に、雨は上からでなく、下から降るためです。強い風により雨が吹き上げられて、窓サッシの下の壁との隙間などから雨が入るのです。
次いで「基礎」が112件・13%になっています。これが「傾き」などになり、扉がしまりずらくなるなどです。
このデータからすると、
・新築一戸建ての欠陥住宅率は0.2%
・その中で約8割が「雨漏り」
・そこで一番多いのが壁の防水
といえます。
となると新築一戸建ての欠陥住宅は500戸に一戸で、それを買ってしまわないためには
「壁と窓サッシの隙間のコーティングなどがキレイに塗られているか」
ということを気をつけるといいということになります。
これは見た目にコーティングが荒いとなんなく違和感を感じますので、見た目がキレイであれば問題ないと言えます。