投稿日:2013年6月8日
その際には、ほとんど豊洲1000戸マンションに1万件の反響があったとか、来場者がひっきりなしにきている。それに不動産経済研究所が契約率70%を超えているなどが多いです。
本当に売れているのでしょうか。・・・・・・・「YES}であり「NO」です。
正確に言えば「都心タワーは売れているが、郊外小型は売れていない」ということです。
例えば、京浜東北線の蕨駅徒歩14分の総戸数40戸のマンションは竣工が2013年2月で完成済ですが、まだ入居が10戸もありません。それでも販売中戸数は13戸です。
これが売れていない理由は、①東京都でない、②小型である、③駅徒歩14分と遠い、④広告が下手、ということです。
現地は公園がすぐ横で、スーパーもすぐ横にあり、小学校は徒歩4分、イオンモール前川という人気の商業が徒歩14分と、生活には良い立地です。
それでも全く売れてません。
次に、さいたま市大宮区の現在の販売状況をみてみます
ただまずは70戸で計算します。
それで、完成時に完売したということが望ましいので、それを標準とすると76%となります。
つまり販売70戸で計算すると、現在の大宮の売れ行き状況は+10%となり「売れている」となります。
ただ、これでも総戸数50戸以下となると売れ行き状況はマイナス6%となります。
ところが、販売戸数を実際の残戸数で修正すると売れ行きはマイナス1%と「売れてない」になります。
つまり大宮は表面上で売れ行きは+10%で「売れている」となりますが、実際はマイナス1%で「売れていない」となります。
まあ完成棟数が4棟もあり、販売中10棟の4割もあるので、それでわかることですが。
つまり
「売れている」のは
①東京23区、②大型、③タワー などで
「売れていない」のは
①東京でない、②小型、③駅から徒歩10分以上
です。
ただ、私は先ほど出した蕨のマンションはいいマンションだと思ってます。
「ここで暮らすことにより、家族が幸せに暮らせる」という意味での価値があると思ってます。
「売れないマンション」でも、各個人にとっての価値があればいいと思います。
それが資産価値として減るとしてもです。
それをわかった上で買うべきと思います。