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2012年度の住宅着工の戸建分譲の上位10県。

投稿日:2013年5月6日

新築一戸建て分譲住宅の2012年度の住宅着工の多い県は東京都が一番でした。2万579戸で唯一の2万戸超えとなり、2011年度からも増えていて、震災前の2010年度からは18%増えています。埼玉県・神奈川県も増えているのですが、2010年度から8%プラスですから東京都の伸びがいかに大きいかわかります。戸数にして3000戸増えてますから、9位の京都府の一年分が増えたという寡占ぶりといえます。

着工戸数の上位県で2010年度比で伸びているのは、愛知県が+29%で、福岡県が+44%で、宮城県が+57%でした。

愛知県は円安などにより自動車生産輸出が回復していることと震災による工場集約などにより住宅需要が増えました。2010年度には7822戸で6位であったのが2011年度に千葉県を抜き、2012年度には1万戸戸台のせとなり、戸建分譲の主要県の仲間入りをしました。

そして福岡県は震災による移転需要により大きく増えて、2010年度のベスト10圏外から2012年度には一気に8位に入ってきました。災害リスクが低いということで事業所移転需要とともに工場移転が増えています。

宮城県は復興需要が集中して増えました。そして一気にベスト10入りをしました。

ただその震災の影響により千葉県が▼4%と減りました。震災以前は東京都からの流入が多かったのですが、それが止まってしまったために地元需要のみとなり着工が減ったものです。しかし、人口流出が続いていて、それが止まらないと今後も減少することになります。

大阪府も▼5%減りました。これは中心地の地価が高くなってきたために戸建の価格が合わなくなってきたことによります。そのため中心地はマンション市場となっているため戸建の着工が減っているのです。

この上位10県で9万6826戸となり戸建分譲の住宅着工戸数の12万4000戸の78%を占めています。

この10県は首都圏の一都三県と近畿は二府一県と中京圏は中心の愛知県、そして九州圏の中心の福岡県、そこに東北圏の中心の宮城県と日本各地の中心地がベスト10となっていて、戸建分譲は郊外住宅地を形成する大都市圏で着工されているといえます。

逆に言うと、それ以外はあまり着工されていないといえます。

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