投稿日:2012年12月8日
新築一戸建て分譲住宅の間取りで10月に売れた物件からその特徴をみてみます。
この物件はさいたま市のバス便ですから、販売にはやや不利ですが好調に売れています。それは新築一戸建て分譲の魅力が満載であるためです。
■良い点
①玄関ホール収納でベビーカーなど置ける
玄関の横にホール収納があり、ベビーカーなどの長いものなどを置くことができる。さらにシューズクロークがありブーツなども美しくしまえる。ほとんどの住宅はブーツを入れるところがなく、玄関にだらしなく折れた形で置くしかないのですが、これは嬉しい装備です。
②対面キッチンにリビング階段で、それを活かす床暖房がある
対面キッチンとリビング階段は「頭のよくなる子が育つ家」として有名ですが、暖房効率が悪くなるのが欠点です。それを解消するのが床暖房です。足元から温める床暖房はこのように空間が広い場合に大変有効です。ただ、費用がかかるために、最近では装備されている物件は少ないです。後付けで付けるとなると、床をはがすとか、床暖房専用の床材に変更しなければならないとかいろいろ不都合があるので、最初から装備されている物件は大変お得な物件といえます。
③リビング収納がある
なかなかリビング収納がある住宅は少ないです。あると掃除機などがしまえて大変便利なのですが、設計がしずらいなどで、少ない装備です。
④パントリー
食品やコメや水など頻繁に使うが量を買うために少し置いておくところが欲しいものをうまく収納できるので便利です。作りとしてはただ棚を作るだけで良くて、さほど難しいものではないのですが、そのスペースを確保するのが難しくて、設計の時に意識して作らないといけないものなので、少ないといえます。
⑤主寝室が7帖
主寝室は夫婦二人が入るために大きめのベッドとなり6帖ではベッドだけで埋まってしまいます。それかず7帖あると少し余裕ができます。さらにウォークインクローゼットがありますので、衣服などはそこに全てしまえるので使いやすい間取りというます。
⑥スケルトンインフィル+2クローゼット
5帖の部屋2つを最初は開放しておいて、子供がちいさい時は親子で寝て、大きくなると部屋をしきって2つにできるという間取りは大変便利です。そこに各部屋にクローゼットがついています。ひとつはウォークインクローゼットとなっていて大きめです。
⑦自転車置き場があり2台がおける
なかなか自転車を置く場所というが無くて駐車場に同居するのがほとんどです。自転車は奥さんや子供にすると毎日使うものてなので、この間取りのように駐車場の横におけると大変楽です。あと、屋根がつくとさらにいいです。
■よく言えば欲しかったもの
さらに、よくを言えば欲しかったものは
①バルコニーに2つの入口
バルコニーが2つになってしまい、一つは小さくなっています。メインバルコニーに主寝室からの入口だけでは、子供が使いずらくて踊り場から入口があると良かったです。2つのバルコニーをくっけられれば、素晴らしいバルコニーになつたのでずが、駐車場の取り方や容積率などの関係からてきなかつたのでしょう。
②リビングバルコニー
リビングの南側が掃き出し窓になっていますが、その外側にリビングバルコニーがとれれば開放感のあるリッチな空間となります。
③風呂場から寝室への導線がない
風呂場を出て寝室に行くのに、玄関前を通らなければなりません。急な来客などあると、かなりブサイクとなります。リビング階段を優先しためでしょうが、風呂場の配置がとても使いづらいものとなっています。思い切って逆転プランとして2階に持っていけたら良かったのですが、コストが上がってしまうのと、スケルトンインフィルができなくなってしまうということになります。
④駐車場が狭く、玄関への導線が悪い
敷地がかぎられているために、この駐車場は仕方ないのですが、これでは出し入れがしずらいものです。さらに大きい車が入ると玄関へ行くのに荷物などが邪魔になってしまいます。新築一戸建て分譲は敷地が狭くなりがちですので仕方ないですが、バス便の物件ならもう少し余裕をとっても良かったかなと思います。