投稿日:2012年10月5日
新築一戸建て分譲の足立区の契約平均が下がっていて、販売価格とのギャップが出ています。
今年の4月には新規販売価格と契約平均価格は3400万円前後で一致していましたが、6月には160万の差ができて、8月は140万円の差となっています。契約平均価格と新規販売平均価格を比較したグラフを見るとわかりやすいです。
新規販売価格は4月に3413万をつけたあと7月には下がりましたが、9月には3501万と3500万を超えるなど上昇傾向にあります。基本的には施工費の上昇が要因ですが、土地の取得価格が上がったというか震災以前相場に戻っているというのが要因です。
ただ契約価格は4月の3405万から下降していて8月には3259万と下がりました。これは値下がりというより、低価格の物件が売れて、4000万円超えの物件の契約が悪いのが要因です。9月の契約平均価格は集計中ですが、3250万円前後と推測されて傾向は変わらないと推測されています。
つまり、販売は震災以前の通常相場に戻りつつあるのですが、契約は震災後の新しい相場を形成していて、そのギャップが出ているのです。