投稿日:2012年10月4日
新築一戸建て分譲住宅の首都圏の9月の新規販売は7099戸と大変多かったです。
8月の新規販売戸数は4708戸で前年同月は4312戸ですので1.5倍近いものでした。
理由は、新築一戸建て分譲住宅の今年度の販売計画が、新築一戸建て専業企業が105%くらいに設定していて約2万5000戸くらいでしたが、それに沿ってすでに土地仕入れをしているので、それが3月引き渡しに向けて出てきたものです。
さらに、新築一戸建て専業以外のマンションデベロッパーなどが販売計画を倍以上に組んでいたりして、これらが約2万戸あるとされますので、それも重なり7月は大変多くなりました。
それで、どこが多かったか行政別にみると
横浜市が一番で872戸と二番目の川崎市の倍以上となっています。
3位のさいたま市までは、首都圏の人気市として順当な順番と言えます。
そして、震災後の変化として、4位川口市と5位足立区が入ってます。これも最近の順位といえます。
9月に変化があったのが、6位の相模原市と8位の柏市です。この両市とも震災前は多かったのですが、震災後に低迷していましした。それが9月は多くて復活しています。
7位の八王子を含めると「16号ライン」の復活です。震災前はこの16号ラインである、柏市からさいたま市・川越市を経て、八王子市・相模原市が首都圏の販売のかなりを占めていました。
それが震災により、ホットスポット問題や液状化不安そして「帰宅難民」の影響で減っていました。
それが復活してくると、首都圏の新築一戸建ての市場のすそ野が広がるので良いことですが、まだ新規販売がされただけで契約には至っていません。
9月の新規販売されたものが、どのくらいで契約されてくるかが今後の注目です。