投稿日:2012年9月27日
GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社は保有するモニターを対象に「住宅購入に関するオンラインコミュニティ調査」を実施しました。
オンラインコミュニティ調査とは、コミュニティを調査対象とし、コミュニティ参加者間で交わされる自然な声から、日常の様子や本音をうかがう調査手法です。
それによると
■新築一戸建てを建てる時に譲れないポイントNo1は「収納」
・新築一戸建てを建てるに際して「譲れないポイント」をうかがったところ、最も多かったのは「収納」で、次いで「キッチン」「広いリビング」が挙げられた。収納の中でも「ウォークインクローゼット」を望む人が多い。
・「収納のあり方」についてのトピックでは、「ウォークインクローゼット」だけでなく、物を見える所に置きたくない、掃除が苦手だなどの理由から「見えない収納」を望む声が多く挙がった。その他、まとめてしまえる「収納専用の部屋」や、「床下」、「ゴミ置き場」など様々な収納に対する意見が挙がった。
■不安に感じることNo.1は「ご近所づきあい」
・「新築一戸建て住宅を購入する際に感じる不安」について伺ったところ、一番多く挙げられたのが「ご近所付き合い」だった。続いて、東日本大震災の影響から「地震(震災)関連」に対する不安が、「お金」や「地域の治安・防犯」を上回る結果となった。
・さらに「『ご近所付き合い』何が不安?」のトピックでは、現在のご近所付き合いに関する問題や、町内会に入るべきかどうかなどで多くの会話が交わされ、ご近所の人との距離感と保ち方に対して、不安や悩みを抱えている人が多いことがわかった。総じて、挨拶以上のお付き合いを積極的に望んでいないことが窺える回答が多かった。
・また、『「ご近所付き合い」何が不安?』のトピックは、コメントや文字数から分析すると最も関心が高いという結果になった。
■スマートハウスへの関心は高いものの、初期費用が高く、導入は難しいと思っている
・最近話題のスマートハウスについては、テレビCMで見たことがある程度の認識の人と、詳しい知識を持つ人の情報量にばらつきが見られた。また、電力自給に魅力は感じているものの、初期費用が高額なため、導入は難しいという意見が目立った。
オンラインコミュニティという調査方法であるので、対象者の属性や物件属性が不安定なので統計的には解析不能であるのですが、新築一戸建て住宅の決定要因として「収納」があり、購入に際する不安要因として「近所づきあい」がテーマであるのは確かかもしれません。