投稿日:2012年9月22日
東京美術館で行われている「生きるための家」展で佳作コーナーに「新築一戸建て分譲+シェアハウス」らしきものがありました。
これこそ私が追い求めているものです。
新築一戸建て分譲の良さであるコミュニティ性の向上とマンションの良さである防犯性と容積率の活用によるコスト低下を併せ持つものが「戸建分譲シエアハウス」です。
ただ、この模型では、さらに深堀りしないと現実に事業化できません。
まず、現代日本人の持つ「個の指向性の強さ」をもとにした生活文化を捨てて、古い日本の共同体の基本である「農村共同体」の現代版が「シェアハウス」であり新築一戸建て分譲であり、そこで拡張家族による豊かな生活ができることを認識させる仕掛けをしなければなりません。
また、容積率の活用をどうするかです。
容積率100%・建ぺい率60%としたら3階建てにしなければなりません。
ただその時に、共通屋根部分をどうとらえるかの問題が発生します。
となると、より多くの屋根なし部分を作らざるをえません。
とするとこの模型の良さが消えてしまいます。いずれにせよ、この「戸建分譲+シェアハウス」の発想はさらに煮詰めて、実現したいと思います。
それが少子化対策としてお金がなくても子育てができる家にもなりますし、高齢者介護問題の解決につもつながるなど、現代日本にとって一石三鳥になります。
ただ、大きな問題は事業採算性が見込めないのと土地活用としてベストソリューションではないということが問題です。