投稿日:2012年2月28日
■大学生の仕送りが7万円を切った。
大学生協連合会がまめた「第47回学生生活実態調査」によると、親からの仕送りが6万9780円と前年より▲1530円下がり7万円を切り、1996年よりの下降傾向の中で最低を更新し1983年と同じまで下がった。
全体の仕送り金額の推移をみると、平均所得の推移に似ている。やはり、可処分所得が減れば、仕送りも減らざるをえないのは当然といえば当然の帰結です。
■5万円前後のワンルーム客が8万人減る
これでは、地方よりの大学入学が減ることが予想されます。
首都圏の流入は、18歳と23歳が多いのですが、それは大学入学と就職による流入です。とすると、収入減により首都圏の大学に入る人数が減ることが予想されます。
一部は高卒として就職を首都圏で行う人もいるでしょうが、確実に地元就職の人がいるので、その分が減ることになります。
すると、賃貸住宅ニーズか減ることになります。
地方よりの大学生の平均住居費は5万3020円ですから、5万円前後のワンルームのお客様が減ることになります。
今年はまだ、賃貸業界で静かな噂にすぎませんが、首都圏の大学生が80万人くらいとすると、その1割としても8万人ですので、それだけお客様が減るというのは、ものすごく大きな話です。
そして、最終的には、賃貸から新築一戸建てを買う人もへってしまいます。