投稿日:2012年8月9日
埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都の一都三県で総戸数40戸を超えて、団地を形成できるような物件で、販売戸数が多いものは50件前後しかありません。
ほとんどの販売中の新築一戸建て分譲の物件は10戸以下です。
それは、大型になると「開発行為」となり、道路を作ったり、公園を作らなけれければならないからです。また、造成や擁壁等も必要となると開発だけで半年近くかかってしまう場合があるため、このような土地は避けるのです。
ただ大型団地になると「コミュニティ道路」が作れます。これは団地内の道路は通り抜けができず、通りすがりの車は入らないために、道路は団地内の人間とその車だけとなり、子供が家の目の前の道路で遊んでも安全だということで、道路が「家の前の公園」になるということです。これが大型分譲地の大きなメリットです。
また大型分譲は、道路幅が広く、個々の家の敷地も広く、緑も豊かです。
そのため、大型分譲であることは大きな価値があることが多いです。
さらに、「スマートタウン」のように省エネ設備の充実してものもあったり、防犯配慮が行き届いていたり、電柱埋設のように街の美観が美しいものもあります。
ただ、ひとつだけ気になるのが、その立地により価格に大きく差があり、売れ行きにも差があるのです。
一番売れているのは、横浜市青葉区の物件です。5000万円を超えて、新宿まで1時間かかるのに好調な売れ行きです。
かたや、埼玉県北部の物件は2280万円と格安なのにあまり売れ行きが良いとはいえません。
建物性能も、敷地も、街づくりも大きな差があるとは思えません。むしろ、金額の割には大変なお買い得だなと思います。
それだけ、立地というものが価格に大きな影響を及ぼしています。
大きなもので3つあります
①ブランド・・・・皆が憧れる立地かどうか
②路線・商業・・・・・センスの感じるものであるか
③教育・環境・・・・・教育レベルが高く、閑静な街か
例えば、横浜市の田園都市線の青葉台駅などは人気です。
逆に、野田市の東武野田線の駅などは売れ行きが悪いです。
それでも、2280万と5000万までの差はないと思います。そこは、2280万にお買い得物件があると思ったほうがよいでしょう。