投稿日:2012年7月27日
消費増税があり価格が高くなるのではという事があり、増税前に買うのが安く買えると一般的に言われています。
ただ新築一戸建ては自動車と違って、土地が道一本違えば価値は違いますし、同じ敷地でも向きが北向きか南向きかで価値・価格が違います。
ですので消費増税前後で同じ商品ではないので価格の比較はできないと言っていいでしょう。だから消費増税前が「買い時」というのは新築一戸建てにはあてはまりません。
大事なのは新築一戸建ての価格がどのようになっているかを知り、相場がどのように形成されているかを知ることです。
新築一戸建ての価格は、株式相場などのような市場原理で決まるものではありません。「積み上げ方式」と言ってもいい考え方です。
(土地の価格 + 建物の原価 + 経費)× 粗利 = 販売価格
これが基本です。
例えば足立区で3200万で販売するとなると
(土地・25坪×坪40万円+建物原価1100万円+経費300万円)×粗利20% = 3200万
となります。
これで見ると
①土地代が安い・・・・・6棟分譲で200坪弱など大型の土地を買うために、一般相場より半分くらいの割安で買える。
②建築費が安い・・・・・一般注文住宅では坪単価50万として30坪建てると1500万となりますが、新築一戸建ては、似た間取りで数百棟建てるために、資材・部材を大きな単位で発注できるために通常価格の半分などで買える。
③粗利が少ない・・・・一般の注文住宅では粗利は30%が基本ですが、新築一戸建ては数棟を一緒に売るために、一つの物件で売り上げが注文住宅の数倍となり、粗利率は低くても粗利額はおおきくなる。
このように、新築一戸建ては、土地を買って注文住宅を建てるより割安になるといえます。ですので新築一戸建ての「買い時」はいつかと言えば、自分が買いたい土地に新築一戸建ての販売があった時といえるでしょう。