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千葉県の人口減少は4月~6月もとまらなかった。

投稿日:2012年7月20日

千葉県の人口減少が話題になりましたが、3月に5000人を超えるマイナスとなったのが原因ですが、4月に4000人増えましたが、5月にはまた減ってしまいました。
千葉県の人口増減の例年は22年度の動きが標準的で、3月・4月にマンションなどの竣工により大きく人が増えます。あとの月は戸建分譲の入居により1000人程度のプラスです。9月はマンションの竣工があれば増えるが、無い時もあるので平成22年の増加は特別ともいえます。
12月・1月・2月は学生や社会人なりたての移動があるためにマイナスとなります。
それに比べて23年は3月・4月のみがプラスで、それ以外はほとんどマイナスとなりました。震災の影響によるものです。
そして24年は3月に5000人以上減るという異常事態がありました。4月にはマンションの竣工があり4000人のプラスとなりましたが、5月は再びマイナスに転じました。
これで24年に入り5ケ月経ちましたが、4月のみのプラスであとは全てマイナスとなりました。
また、1月から5月の合計でマイナス7060人となり昨年のマイナスに近づきました。このままの傾向では昨年を超えるのは確実と言えます。
市別の増減をみてみると。
一番増えたのは船橋市です。大型マンションが竣工し入居したためです。
二番目の印西市と三番目の千葉市も同様です。
4番目の東金市から鎌ヶ谷市までは、戸建分譲の入居が多いです。
いずれにせよ、増加した上位はいずれも、分譲住宅の竣工・入居によるものが多いです。
人口が増えたのは15市町にとどまります。
それに対して、人口減少となったのは45市町になります。
この中には、液状化や放射能などの震災の被害が公式にはほとんどなかったとされているところも含まれていますので、ある意味では深刻であるかもしれません。
これは、流入が止まってしまったことが主な要因です。
いままでは、千葉県は東京圏ということで全国より流入があり、その数は東京・神奈川についで全国3位でした。それが止まってしまったために、通常の人口流出のみが動いてしまい、マイナスとなっているのです。
これは、東京圏以外の人口減少県と同じ傾向です。
つまり、千葉県は全国の人口減少県と同じ内容になつてしまったということです。
人口減少の最大は松戸市で750人です。
松戸市と言えば、いままでは人口流入が一番多かった市です。
東京に隣接していて通勤時間が短い割に、アパート家賃が安いために、全国より賃貸世帯が流入してくるのです。
そしてその賃貸世帯が、新築住宅を柏市とか千葉市で購入して県内移動していました。
その流入が止まったために、松戸市は新築流出のみが増えてしまい、大きく人口減少したのです。
むしろ深刻なのは浦安市で、上下水道のインフラの完全復旧がなかなか難しく簡易復旧にとどまっていて、さらに次の首都圏直下型地震でまた液状化被害が起きると予想されるため、人口減少がとまりません。
これを止めるには、震災不安が薄れないといけないですが、4年以内に70%という、よくわからない数字が出回っている現状では4年たたないと、不安は消えないと思います。
同じく液状化被害のあった、我孫子市と銚子市も減少人数が多くて、減少のワースト3となっています。
その中、柏市のマイナス82人というのは、ずいぶんと健闘していると思います。柏市人気は衰えずといえます。
ホットスポット問題は簡単ではないのですが、それでも最低限の減少でとどまっています。
都心に近く、自然が豊かで、教育も良くて、商業もいい市でありながら大きな新築住宅が安く買えるという魅力の市です。

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