投稿日:2012年7月5日
2012年上半期(1月~6月)の自動車の新車販売ランキングが早くも今日発表になりました。IT時代の今としては当たり前かも知れませんが、その早さは驚嘆に値すると思ってます。これにより、一般の消費者は今何が売れていて、自分としての基準ができて、「買うべき理由」ができます。
住宅業界においては、そのような統計すら存在しません。遅れているというか、自分にとって興味ないものはやらないという感じのためですが、そもそもはマーケテイングというものに興味がないので仕方ないかなとも思います。
ですので、今、住宅において何が流行っていていくらぐらいのものか売れているかなんて誰もわからないのです。
「スマートハウス」だとか、太陽光発電が業界の主流のような広告をしていますが、住宅エコポイントが終わる現在では、次世代省エネ仕様でさえ減少していますし長期優良住宅でさえ住宅全体において1割もありません。そのため、消費者がどのくらいの価格・性能が自分に妥当なのか見当もつきません。
一部の研究所が契約率など発表してますが、「御用学者」じゃないですが、デベロッパーに都合の良い数字のみ発表しているので、いつも「好調」です。現在マンションの完成在庫があふれていて、郊外では1980万は当たり前で値引きの嵐という現実とはえらい違いです。
唯一、私が集計している「戸建分譲データベース」が包括データといえます。
ただ、それで誰かに不都合な数字を言うと、陰でイジメられます。
例えば千葉県柏市の契約が不調です。
4月は契約戸数42戸と前月比▲67%で前年同月比▲62%と大幅ダウンです。5月も58戸と通常110戸ぐらいの半分です。
このような情報は消費者は分かっていません。
業者は必ず売れているといいますから、売れていない状況で買うと、その再販価値に問題がでます。
消費者は全ての情報を知るべきだし、知りたいと思っています。そのため、この新築一戸建てマイスターには「相場」というキーワードで訪問される方が多いです。
住宅業界もこのようなナマーケティングデータを作成・発信しないといけないと思います。