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消費税増税前の駆け込みは物件をよく選ばないと「損」をする。

投稿日:2012年6月30日

消費税が増税たなめたるに、その前に買っておこうという動きが起きています。

特に住宅においては、契約と引き渡し時期が遅れるために、増税前に引き渡しを受けるとなると、契約をその前にする必要があります。

戸建分譲で半年ぐらい、注文住宅で8~10ケ月、マンションで1年半ぐらいです。

ただ、本当に消費税前に駆け込みで買うのは得でしょうか?

結果から言えば「損」であると言えます。

これは、レインズの契約平均の長期推移です。

以前の消費税増税直前の1996年が4350万であったのが、導入後の1997年は4290万で▼60万下がりました。▼1.4%のダウンです。1998年は4150万ですから▼4.6%ダウンです。つまり増税後2年で▼4.6%下がりました。前回の増税は2%ですから、その分を帳消ししたさらに▼2.6%も下がったというこしです。

ただ、前回はバブル崩壊後の土地下落局面にあったという時代背景はあります。そのために消費増税後の7年間下げ続けて2006年3410万まで▼21.6%も下げました。

では、今回の増税はどうでしょうか。

①土地が下落局面にあるのは同じ。

②需要の減少局面も同じ。(1997年に総人口が減少し始めた)

③前回は株式市場が長期低落野中だが、現在は低位ながら反転をうかがっている。

④在庫状況は多めであるのは同じ。

⑤供給意向が多い状況も同じ。

ということで、消費増税後に価格が上昇するというより低下するとみるのが普通と考えます。

であるのて゜、駆け込み需要は物件をよくよく選ばないと「損」となることが多いと考えます。

例えば、さいたま市のある郊外の街は1996年頃は4000万以上で販売されていましたが、現在では2500万円が相場観となっています。閑静な街並みではありますが、バス便であることが価格低下の要因です。その時に京浜東北線の北浦和駅近くは6000万くらいであったのが現在でも5000万円台ですので、あまり下がっていません。

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