投稿日:2012年4月30日
千葉県の人口減少が東日本大震災以降続いていて、平成23年度は県としてマイナスとなりましたが、主な原因は流入が減ったためです。
■平成4年からの千葉県への流入数と千葉県からの流出数をみてみると
(千葉県庁の人口統計から数字を参照しています)
平成23年は転入数が16万7006人で前年比で1万6823人減りました。
転出数は17万8424人で前年から7264人増えて、転出が転入を超えて、転出超過となりました。
特に、転入数の減少は大きなものとなっています。平成20年には20万3069人あったものが、平成22年に平成4年からの統計では最低となり、平成23年はさらにそれが加速してしまいました。
■千葉県からの流入の県別をみると
千葉県への流入の県別の21年と23年の比較をみてみると
一番減ったのが、やはり東京都でした。7167人も流入が減ったのです。
特に外国人の流入が5184人減りました。
これは、ホットスポット問題について外国がどう判断するかにかかっています。
今回の放射能の問題は外国の方がシビアにとらえているので、簡単にはかわらないかもしれません。
その他でいうと
北海道▲1692人、愛知県▲1207人、大阪府▲1076人
福岡県▲819人など、地方から首都圏に流入する人で千葉県に入ってきた人が減少しています。
これは、従来は、通勤時間が比較的に短い割に、住宅価格が安く、環境と教育が良いということで選択されていたのですが、それが神奈川・埼玉・東京を選択するようになっています。
これもホットスポット問題の除染の終了が必要となるでしょう。