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千葉県の人口減少がとまらない。そのため千葉県人口動態検討会議が設置された。

投稿日:2012年4月26日

本日、千葉県人口動態検討会議が開催されました。
東日本大震災後に人口の流出が止まらないためです。

千葉県の定住人口の人数の前月増減をみとみると

常は1月・2月に引っ越しがあって流出をした後に3月・4月は大きく流入があり、それ以降も流入超過というのが普通でした。
 それが平成23年は3月・4月に流入超過した後の5月以降は全てマイナスとなり流出超過になりました。
そして1月・2月と大きく流出超過になりました。
千葉県の話によると3月・4月も流出超過のようです。
 それで慌てて「人口動態検討会議」が開催されたようです。

■市別にみれば
 最新公表データである24年2月の増減数を行政別にみてみれば

一位 市川市。東京都に近接しているので、以前より江戸川区・江東区への流出が多かったのですが、今回は湾岸エリアでなく埼玉方面への流出が多いです。
3位柏市、4位印西市の流出超過はUR団地からの流出が多いです。URは団地間の移動であれば無料で移れるので、移りやすいといえます。
5位の浦安市は液状化被害の影響と次の地震への不安が大きいためです。

■一番の問題は流入が少ないということ
 実は今回の人口減少の問題の根幹は「流入が少ない」ということです。
従来は、東京都の城北と湾岸よりの流入が多かったのです。
特に柏市人気で、江戸川区や江東区より柏市へ引っ越す方が多かったのです。
これは、柏市が千代田線などで都心へ一本でいける上に通勤時間もさほどではない。そしてなにより教育レベルが高くて、自然環境もよく、商業もいいという人気でありながら、3500万前後で良い物件が買えるからです。
江戸川区では4000万円超えが普通なので、住宅ローンがそこまで組めない人は柏市などへ移ったのです。

 それがホットスポット問題で千葉県へ行こうという気持ちが薄れたためです。
一番大きな影響は、ネットの口コミサイトで柏市民が直接に除染に対する不安・不信が書かれているためです。
 そのため、東京を流出する人が埼玉県へ流れました。
京浜東北線や埼京線などで一本で30分前後で東京都心へ行けて、教育もよく、3000万前後で住宅が買えるためです。

 この流入不足をとめるためには、千葉の官民あげての「放射能安全宣言」をする必要があるでしょう。
それにはまず、柏市民の安心・信頼をもってもらう必要があります。
千葉県庁は「人口動態検討会議」をするなら、柏市の小学校のグランドでやったらどうでしょうか。
そして、お役人ばかりでなく、一般市民それも小さい子どもをもっている奥さんたちをいれてやったらいいと思います。
そして、千葉県の官民あげての「いらっしゃい、ディズーランドがあり、最新アウトレットのある千葉県へ」キャンペーンをやったらいいと思います。

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