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浦安市の震災影響を住宅着工でみると、広域戸建分譲の業者が用地取得を見送った分だけ減った。

投稿日:2012年4月23日

浦安市の震災の影響を住宅着工統計にみてみます。
データは「新設住宅着工統計」国土交通省の発表したデータを使用しています。

■持家は例年どおりで影響はみられない
 住宅着工統計の「持家」の2011年4月から2012年3月(3月は前年度数字を準拠)の年合計は210戸で、前年数字181戸より+39戸・+16%増えました。
(2012年3月はまだ発表になっていないが、前年同月と同じ数字を用いた)

浦安市の住宅着工の持家は、
・2000年度の167戸から増え始めて、2004年には327戸に増えて、ピークとなった。
・2005年度以降はずっと200戸前後での推移となった。
・そして2011年度は210戸と205年度以降の相場の範囲となり、震災の影響はみられない。

■震災以降の月別の推移は
 浦安市の持家の住宅着工を2010年度と2011年度を月別にみると

・4月は9戸と前年の20戸の半分となり、大きな減少で震災後の混乱による影響とみられる。
・5月、6月、7月はほぼ前年度と同じ戸数となり、震災の影響は見られない。
・8月、9月は前年度を大きく上回り、エコポイント申請期限とフラット35Sの駆け込みで増えた。
・10月から1月は例年と同じ動きとなった。
・2月は例年少ないところが30戸超えと大きく増えた。理由はわからないが、震災後の消費マインドの低迷から脱しての反動とみられる。

 住宅着工の持家は前年度を上回っていて、震災の影響は4月・2月の2ケ月のみにとどまる。

■戸建分譲の年合計は前年割れした。
 浦安市の住宅着工における戸建分譲は52戸で前年より▲19戸・▲27%下がった。
(2012年3月はまだ発表になっていないが、前年同月と同じ数字を用いた)


浦安市の住宅着工の戸建分譲の年合計は
・1999年に126戸から増えて、2003年には163戸とピークとなった。
・その後2004年度から下がり始めて2007年度には64戸と2004年度の半分以下となった。
・2008年には89戸と増えたが、2009年度以降は微減となり、2010年は71戸と下がった。
・2011年度は52戸と1999年以降で最低となり、震災の影響で下がったと考えられる。

■月別にみると
 浦安市の戸建分譲の着工を2010年度と2011年度で月別にみてみると

・5月から7月まではほぼゼロ棟で、震災の影響とみられる。
・8月から1月まで毎月2棟前後と少ない。11月のみ19棟と多かった。
・2月に12棟着工となった。
2011年度は、月に2棟分譲1ケ程度と少なく、大型は11月の2ケと2月の1ケの合計3ケのみと少なかった。

浦安市の液状化被害をテレビで見ていてた広域販売のデベロッパーが、浦安市では従来どおりに売れるかどうかわからなくなったために用地取得・着工をさけたとみられる。

■住宅着工にみる浦安市の震災の影響は広域戸建デベロッパーが用地取得をさけた
 浦安市の住宅着工にみる震災の影響は、持家にはあまり見られなかった。
持家は注文住宅が多く、半分が建て替えなので地元住民であるので、液状化などの問題は無いので、普通に建て替えたとみられて、震災の影響は少なかった。

 戸建分譲は、液状化の映像をテレビで見たデベロッパーが、浦安市で建売を行っても従来どおりには売れるかどうかわからないと判断したために用地取得を控えた。特に広域で事業をしている企業が控えた。着工になったのは、地場企業が2棟分譲を月1件くらい行ったのみで、震災の影響と言える。

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