投稿日:2012年4月22日
浦安市は東日本大震災後に土地・不動産の取引件数が減りましてた。
一部のエリアの液状化の影響で、市全体の価格決定要因がわかりずらくなっているため、売り急ぐと価格が低下してしまうためです。
そのため中古戸建の価格が下降しました。
浦安市の中古戸建の成約実例を過去5年分のレインズ成約データから抽出して、建物の原価償却分を契約価格から引き、土地の㎡数で割り坪単価を算出しました。
・2006年に中古戸建の取引は23件で平均坪単価は128万でした。
・2007年は21件で坪単価は152万。
・2008年は19件で137万。
・2009年は27件で136万
・2010年は27件で135万
と震災前は、月2.1件の取引で坪単価135万前後が相場感でした。
それが、震災後
・2011年4月以降は9件と少なく、坪単価117万と1▲18万・▲13%下がりました。
・201年は3月までで7件で月2.3件と復活しましたが坪単価は106万と震災前から▲30万・▲21%下がりました。
私の予想では▲44万・▲30%で坪91万ぐらいと計算しましたので、実際には+15万・+9%上振れています。
そこは、さすがに浦安人気だと思います。
駅前などで一部震災の被害がまだ残っているところもありますが、ディズニーランドなどが平然と稼働しているのが浦安人気を支えているのだと思います。
予想されている東京直下型地震においては、被害日本大震災の浦安市の液状化被害以上の被害が都内湾岸でおきると予想されるので、浦安市が今以上に不安心理で下がる要素はなくなるので、土地の下げは止まって、ゆるやかに上昇すると考えます。