投稿日:2012年4月15日
新築一戸建て分譲の現在の販売中を竣工月別に分けて、販売中戸数と価格をみてみると、24年1月竣工の物件が一番安くてお買い得になります。
表の折れ線グラフが平均価格となりますが、24年1月竣工が平均3405万と一番安くなっています。
これは、1月竣工となると着工が9月くらいですから、土地の取得が7月くらいとなり、震災後の計画停電などで契約が低迷していた時期になるので、土地取引も比較的に安く買えた時期であったのです。
それに加えて、1月竣工ですから完成しているので完成在庫値引きが入っているのです。
そのため安くなっています。
今、買うなら24年1月竣工の物件がお買い得といえます。
また表を見ると、23年9月までの価格が高くなっていますが、これは震災前の着工物件なので昨年来の好調時の物件なために高くなつています。
それが10月以降24年4月竣工物件まで3600万円平均です。これは震災後の物件ですが、平均的な姿といえるでしょう。
そして6月以降竣工の物件の価格が急に上昇しています。
これは、震災後に首都圏西部の郊外の地盤の強い場所ということでバス便なとが増えて、安くなっていたのが、再び都心回帰を始めているためです。
東京都の物件が増えてきました。特に23区の物件が増えてきたために販売価格が上昇し始めたのです。
郊外物件の契約が悪く、値引きが発生しているために売り切り終了にして、より高く売れて早く売れる都内にシフトしてきているのです。
ですので、新築一戸建ての平均価格は今後上昇すると言えます。